戸籍の年式ごとの読み取るポイント【横浜市戸籍取寄せ代行】
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前回に続き、戸籍について書いていきます。

戸籍の年式ごとの読み取るポイント
戸籍の年式ごと(明治19年、明治31年、大正4年、昭和23年、平成6年)の読み取るポイント
戸籍には、作られた年式によって数とおりの様式があります。
実際に目にする可能性がある戸籍の様式は必ず次ぎのどれかに当てはまります。
①明治19年式戸籍(保存期間を超えて廃棄している場合があります)
②明治31年式戸籍
③大正4年式戸籍
④昭和23年式戸籍
⑤平成6年式戸籍
それぞれの表示の仕方に特徴があります。
作られた戸籍の年代が異なっても、読み取るポイントは次の4点です。
その戸籍全体と戸籍に記載されている個人が、
㋐いつから? (年月日)
㋑いつまで? (年月日)
㋒どこからきたのか?(直前の本籍地・直前の筆頭者)
㋓どこへ言ったのか?(次の本籍地・次の筆頭者)
を読み取るのです。
以上の4点は、戸籍全体と戸籍に記載されている個人について、それぞれ読み取る必要があります。
よって、戸籍を読み取るときに見るポイントは計8カ所あることになります。
(戸籍全体について4カ所、記載されている個人について4カ所)
それぞれの年代ごとに戸籍のどの部分を見れば良いのかを説明します。
1,明治19年式戸籍
戸籍全体
㋐いつから?(戸主の事項欄)
㋑いつまで?(戸主の事項欄・欄外の右側)
㋒どこから来たのか?(戸主の事項欄)
㋓どこへ行ったのか?(戸主の事項欄)
記載されている個人
㋐いつから?(戸主の事項欄・各個人の事項欄)
㋑いつまで?(戸主の事項欄・各個人の事項欄)
㋒どこから来たのか?(戸主の事項欄・各個人の事項欄)
㋓どこへ行ったのか?(戸主の事項欄・各個人の事項欄)
2,明治31年式戸籍
戸籍全体
㋐いつから?(戸主ト為リタル原因及ヒ年月日欄・戸主の事項欄)
㋑いつまで?(戸主の事項欄・欄外の右側)
㋒どこから来たのか?(戸主の事項欄)
㋓どこへ行ったのか?(戸主の事項欄)
記載されている個人
㋑いつまで? (戸主の事項欄・各個人の事項欄)
㋒どこから来たのか?(戸主の事項欄・各個人の事項欄)
㋓どこへ行ったのか?(戸主の事項欄・各個人の事項欄)
3,大正4年式戸籍
戸籍全体
㋐いつから?(戸主の事項欄)
㋑いつまで? (戸主の事項欄・欄外の右側)
㋒どこから来たのか?(戸主の事項欄)
㋓どこへ行ったのか?(戸主の事項欄)
記載されている個人
㋑いつまで? (戸主の事項欄・各個人の事項欄)
㋒どこから来たのか?(戸主の事項欄・各個人の事項欄)
㋓どこへ行ったのか?(戸主の事項欄・各個人の事項欄)
4,昭和23年式戸籍
戸籍全体
㋑いつまで? (戸籍事項欄・欄外の右側)
㋒どこから来たのか?(戸籍事項欄・身分事項欄)
㋓どこへ行ったのか?(戸籍事項欄)
記載されている個人
㋐いつから?(身分事項欄)
㋑いつまで? (身分事項欄・欄外の右側)
㋒どこから来たのか?(戸籍事項欄)
㋓どこへ行ったのか?(身分事項欄・欄外の右側)
5,平成6年式戸籍
戸籍全体
㋐いつから?(戸籍事項欄)
㋑いつまで? (戸籍の末尾の欄外=戸籍の取得日)
㋒どこから来たのか?(戸籍事項欄・身分事項欄)
㋓どこへ行ったのか?(戸籍事項欄)
記載されている個人
㋐いつから?(身分事項欄)
㋑いつまで? (身分事項欄)
㋒どこから来たのか?(戸籍事項欄)
㋓どこへ行ったのか?(身分事項欄)
以上、戸籍の年式(明治19年、明治31年、大正4年、昭和23年、平成6年)ごとの読み取るポイントについて書きました。
遺言書・相続手続の際には、生まれた時から現在までの連続した戸籍謄本を集める必要があります。
また、遺言書を作成するか決めかねている場合は、ご自身の戸籍を集めてみるのは如何でしょうか?
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